皮革工房 凜の前田梨絵です。
以前制作した名刺ケースのお直し依頼を知人より頂き、対応させていただきました。
糸のほつれをお直しするだけでもよかったのですが、いろいろと気になって結局イチから作ることに(笑)
実は10年前に制作した名刺ケースなんです!
10年前のお写真は残念ながら撮影していなかったのですが、同じ種類の同じカラーの革でエイジング具合が分かりやすい写真を撮ってみました♪
手前:エイジング10年(今回お直しした名刺ケース)
奥:新品の状態
※デザインは異なります。
これ同じ革なんですよ!
長く使うとこんな風に変化していきます。
ちなみに、色の変化はこのような感じです。
・黒→ツヤを帯びた黒へ
・茶色→焦茶→黒っぽく
・キャメル→茶色→焦茶系
・赤→赤茶→焦赤茶系
・緑→モスグリーン系
ご使用の環境などで大きく異なる場合がございます。
ぜひご自身の革製品のカラーはどのように育っていくのか楽しまれてくださいね♪
今回お直しした名刺ケースはといいますと・・・
ビフォーのお写真がないので何が改良されたのか?とお思いでしょう。
そう言われると思いました(笑)
では、図説して差し上げましょう!
ココ(写真赤字)はですね構造上革が3枚になるんですよ!
んでもって、↑(やじるし)の部分は革が1枚なんですね。
革が仮に1mmだとすると(1mmじゃないけど、分かりやすくしてますよ〜)、
《やじるしの部分》
1mm×1枚=1mm
《ココの部分》
1mm×3枚=3mm
厚さが違うのがお分かりいただけます??(ま、分かるわな。)
これでは美しくないので、ココの部分のみ1枚の厚さを薄く漉いて3枚で1mmに近い厚さになるように調整するんでゴザイマス。
ん?分からないって?
・・・途中から自分でも何言ってるか分からないっすw
っていうか《ココ》《やじるし》ではなくて《A》《B》とかにすればよかったよね(笑)もうメンドウだからやりませんが、ニュアンス伝われば嬉しいです(投げやり)。
えーっと。
要するにアレです。
ものづくりする人って、どうでもいいトコロにこだわる人多いよねっていうね。(お前だろっ!)
買いたい人はこちらカラ〜
買ってくれよん♡
受注制作となりますので、2週間ほどお時間ちょうだい致します(^^)
ではー♪
良い子は おやすみなさいませ〜